ホスレノールチュアブル 炭酸ランタン バイエル薬品 勉強会
2010年 02月 16日
タカヤマ薬局勉強会開催。
バイエル薬品さん
ホスレノールチュアブル錠 (炭酸ランタン)

でした。
透析患者さんの
リン管理に最近使用される頻度が
あがってきた薬です。
ごく最近までは、
セベラマー プラス 炭酸カルシウム
が、スタンダードでした。
難点が セベラマー(レナジェルなど)は服用錠数が多く、固い便による便秘が高頻度。
軟らかい便にするために、通常は酸化マグネシウムを使えるが
透析患者さんにはマグネシウム蓄積を考慮して使えないので
ソルビトール製剤を用いていた・・・
さらに、炭酸カルシウムは
沈降炭酸カルシウムよりも、高カルシウム状態になりにくいが
発生しやすい・・・
そこで、炭酸ランタンだが
ほぼ、体内吸収はされず、微量吸収物は胆汁から糞便排出。
高カルシウム血症も心配いらず、
服用錠数も少なくすむ・・・
現状の問題は、
チュアブル錠。
噛み砕いて、飲まないといけないのだ!
丸呑みすると、腸管などを傷つけるケースもある。
薬局での粉砕調剤も増加中である・・・汗;
バイエル薬品さん、早く散剤作ってね!(笑
(勉強会での質問事項)
1)粉砕後の安定性は?
2)なぜ、セベラマーからの切り替えが多いか?
3)名前 「ホスレノール」 の由来は?
4)主原料の 「ランタン」 は どこから(国は?)採掘されているのか?
ランタン(鉱物)の資源はどのくらいの量あるのか?(なくならないの?)
5)アルミニウム製剤が使われなくなったのはナゼ?
恵比寿