ナウゼリンドライシロップにいただいたコメントより・・
2010年 03月 24日
コメントありがとうございます!
勝手ながら、下記に引用させていただきます。 ↓ ↓ ↓
Commented by ふなくらだいこく at 2010-03-23 13:48 x
久々のコメントです。ドンペリドンについては以前から疑問いっぱいありいろいろ検索してましたので…。小児は成人に比べて細胞外液量の比率が高い(成人20%、乳幼児40%)≒生体内分布容積が大きいので成人と同等の薬物濃度を得るには体重換算での用量を年齢が低いほど高めに設定する必要あり、とされていますね。成人細胞外液量1.0とすると7歳では1.4だそうです。ドンペリつながりで錠と坐薬の用量の逆転についてもギモン多い項目ですが…これは薬物の吸収動態が経口剤に比べて坐剤の方が緩徐で持続的なことや、経口不可なほどの強い吐き気がある時に使用することなどが根拠のようですね。3歳以上で坐薬なら30mg使いますからねー。その他ドンペリ関連、奥が深~いですねー。
ちなみにだいこく的には、嘔吐、下痢、発熱で究極の選択で順位をつければ、熱→下痢→嘔吐の順かな?吐くのは、…やだー(-_-)/~~~!
Commented by ふなくらだいこく at 2010-03-23 14:02 x
おまけです。
細胞外体液量の年齢相関は成人を1.0とすると
生後2カ月→2.0
生後6カ月→1.8
1歳 →1.6
3歳 →1.4
7歳 →1.4
12歳 →1.2
とされています。
体重だけではかたづけられないことを考慮しなくては・・・。
肥満傾向大の小児がふえているし…。
小学校低学年ですでにだいこくの体重をはるかに超えていらっしゃる患者さまも少なくない現実((-_-;)…。
ここに記載されている「細胞外体液量」がいまいち不明で、
ドンペリドン特有なものなのか、はたまた
他剤でも同様なのか?(他剤でも同様なら、今の投与量は・・・)
(細胞外体液量がわかってない・・・恥ずかしい・・・恵比寿)
ただ、ベルギーでのドンペリドン試験から
日本の必要投与量は
設定されているようなので
アトズケの説明になるのでしょうか・・・
この ふなくらだいこく様の
「ナウゼリンについてのQ&A集」 を ご希望の方は
恵比寿まで・・・


恵比寿先生と同じくだいこくもQ&A集だけではいまいち納得いかずキリンさんの学術室に電話相談して食下がっちゃいました(-_-;)
かなり歯切れの悪いお答えでしたが、とりあえず成人量の30mgの縛りがありきで、そこからすべてがはじまっているらしい…。体重換算のみでは成長の著しい5~6歳を境にして成人量を超える例が頻出するという矛盾解決の為(たしかに2.0mg/kgでいくと15kgでもはや30mg!)苦肉の策(?!)として細胞外体液論をもってきたらしい…。ケフラールなども20kg以上の小児は成人量と同量の750mg/dayで設定されてますから…そういう薬剤はドンペリドン以外にもあるのですねー。…深いっ・・・!!