武田薬品様の新薬品、新適用追加
2010年 07月 26日
1) ランピオン®パック
ランピオンパックは
ランソプラゾール(国内製品名:タケプロンカプセル30)、
アモキシシリン水和物(国内製品名:アモリンカプセル250)
メトロニダゾールの3製剤の組み合わせ製剤です。
日本では、既に、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、及び早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ除菌療法として、プロトンポンプ阻害剤とアモキシシリン水和物およびクラリスロマイシンの3剤併用による一次除菌療法が承認されています。
また、一次除菌療法不成功の場合には、クラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更した二次除菌療法も承認されています。
ランピオンパックは、二次除菌療法にかかる3製剤の1日服用分を1シートにまとめたものであり、用法・用量を遵守しやすくすることで、より確実な除菌効果が期待できます。
日本では、ヘリコバクター・ピロリの感染率が欧米に比べて高いと言われており、
既に当社から販売している一次除菌用「ランサップ®」に加えて、
二次除菌用「ランピオンパック」を、患者さん、医療関係者の方々にお届けすることで、
国内におけるヘリコバクター・ピロリ除菌治療により一層貢献できるものと期待しています。
ということで、新発売。
2) まだ、お知らせいただいておりませんが アクトスOD錠 (口腔内崩壊錠)
3) 適用追加で
「タケプロン®カプセル15」、「タケプロン®OD錠15」(一般名:ランソプラゾール)について、
厚生労働省より、
「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」
の効能追加承認を取得しましたのでお知らせします。
タケプロンは、日本では1992年より発売されており、
胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの効能・効果を有するプロトンポンプ阻害剤です。
高齢化が進む日本では、脳梗塞や心筋梗塞の再発予防のために低用量アスピリンを服用する患者さんが増加しています。
低用量アスピリンの長期投与により、胃潰瘍あるいは十二指腸潰瘍が引き起こされることがありますが、
低用量アスピリンの投与を中止すると血栓・塞栓が形成される可能性もあるため、
潰瘍の発症を抑制しながら投与を継続することが重要と考えられています。
しかし、これまで、国内において低用量アスピリン投与時における潰瘍の発症抑制の効能・効果が認められた消化性潰瘍治療剤はなく、このような状況を踏まえて、当社は、「タケプロンカプセル15」「タケプロンOD錠15」について、効能追加を申請していました。
これが認められて、適用追加。
・・・・以上、武田薬品さんの 新商品、新適用追加情報でした。

恵比寿