恵比寿の処方解析NO35ー解析編
2010年 10月 29日
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恵比寿の処方解析NO35ー解析編
週3回の通所透析施設患者さん
RP) ノボラビット注フレックスペン300 1本
HD (透析日) 朝 7単位 夕 5単位
非HD(透析以外日)朝 7単位 昼 5単位 夕7単位
透析時間は おおよそ 9時から13時の間です。
・・・ ご覧のように、
透析のある 昼はインスリンの注射がありません。なぜでしょうか?
透析患者さんが
透析のあるなしでインスリンの
用量調節が必要な理由を挙げてください。
●透析治療中
血糖低下の原因
血液中のブドウ糖濃度(=血糖)は次の3つ決定されます。
(1)肝臓および腎臓からブドウ糖が血液中に供給されること
じつは、腎臓は血液にブドウ糖を供給しているのです。
したがって腎不全になると、血液中のブドウ糖量が減少します。
(2)インスリンの作用
腎臓が悪くなって透析が必要なほどになると、
インスリンが尿中に捨てられにくくなります。
インスリン注をしている方は注射したインスリンが透析時には残しやすいことになります。
結果的にインスリンの効果が長続きをすることになります。
よって血糖が下がりやすくなるのです。
(3)透析によるブドウ糖の除去
ほとんどの透析液ではブドウ糖濃度が100mg/dlに調整されています。
ですから、血糖が100以上ある時には、
透析液の中にブドウ糖がある程度捨てられてしまうことになります。
・・・・ここで 1から3を総合して考えていただけると
透析時は インスリンを少なく
透析以外は インスリンは通常用量
と用量調節がいるケースもあると考えられます。
(もちろん、個体差がありますので
用量調節の必要が無いケースもありますのでご注意を)
・・・恵比寿
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