さて、NO4です。
日経DI か なにか 本でも出版するつもりでしょうか?・・・恵比寿
と声が聞こえそうです。
笑
今回は、わりとメジャーです。
Y上町の
Y市U病院 内科 M医師
RP) アシノン 75mg 2CAP
2×
タケプロン 15mg 1CAP
1×
60日分
この2薬剤の併用理由は?
注)DR確認のうえ、併用服用。
併用の文献もあります
恵比寿

だいこくの記憶によれば、その処方は
ザンタック(75mg)2錠 分2
パリエット(10mg)1錠 分1 でした。
疑義照会せずに出してしまってヒヤリハット事例となりました。
当日よりパリエットが追加になっていたので、ザンタックは削除されるはずなのにそのまま出してしまった…、と思ったのですが、改めて疑義照会してNABという現象を知りました。つまり、これは薬剤の重複処方ではなく、確立された併用療法であったのでした!(汗)
2003年の段階で日病薬雑誌に記事がありました。
PPI服用中にもかかわらず夜間に胃内pHが4未満になる時間が1hr以上連続して認められる現象がNAB(nocturnal gastric acid breakthrough)でPPIすべてに報告されているそうですね。
ちなみにピロリ菌陽性のひとはNAB(-)だそうですね。
NABが問題となる病態は、消化性潰瘍ではなく、ピロリ菌陰性で夜間に胃酸逆流が起こりやすい逆流性食道炎の患者様、ということでしょうか…。
PPIは朝食前、H2ブロッカーは就寝前服用が奨励されるということも、いつか、どこかで読んだのですが、だいこくの記憶は鮮明ではありません…。